安価で使い勝手の良い床材、パンチカーペット。

 

展示会やイベントなどサイン・ディスプレイで使われる以外にも

住宅やエレベーター養生など幅広く使われています。

 

敷物にも床や壁の保護にも使えるパンチカーペットですが、

使ってみたいけれど「どこに売ってるの?」という方が多いのではないでしょうか。

 

 

 

パンチカーペットを使ってみたいけど、どこで買う?

 

全国で皆さまの身近にある店舗であれば、ホームセンターでお取り扱いがございます。

お店によりますが、切り売りで必要な分だけ購入可能です。

 

ホームセンターでお取り扱いのカラーはベージュ・グレー・緑など

ラインナップは少なく、汎用性が高く住宅に馴染むものが多い印象で、

さまざまなイベントや展示会を網羅できるようなバリエーションはあまり見かけない気がします。

 

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デコマのパンチは全56色

 

 

パンチカーペットの施工上の注意点

 

パンチカーペットは《カーペット用の両面テープ》で施工します。

 

◆デコマおすすめの両面テープ

リンレイ#920 ピールアップテープ 30mm×25M 片面強粘着/片面再剥離

 

「しっかりと固定したいので、接着剤水糊で施工しても大丈夫ですか?」

というお問い合わせをいただくのですが、NGです

 

パンチカーペットは仮設用、いわゆる使い捨ての床材です。

基本的に使い回すことはありません。

常設用のカーペットと比べると厚みや製法も違い、耐久性が全然違います。

 

仮設のパンチカーペットは両面テープ、

常設のロールカーペットやタイルカーペットは専用の接着材を使うように

施工方法も異なります。

 

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◤◢◤◢◤◢ パンチカーペット施工上の注意 ◤◢◤◢◤◢

接着剤が表面に染み出してくる恐れがあるため、

接着剤や糊など水分が含まれるものでの施工はできません。

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パンチカーペットを水分を含むもので施工するのはNGなのです。

 

「これってどういうこと?」

「水に濡れると良くないと聞いたことはあるけれど、なぜかは知らない…」

と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ここに屋外用・屋内用と用途によって使い分けをすべき

重要なポイントも隠されているのです…!

 

 

屋内・屋外の使い分けが必要な理由

 

パンチカーペットの仕様は「屋内用の床材」のイメージがあるかと思いますが、

屋外でも使える商品があるのをご存じでしょうか?

 

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屋外で使用する際の懸念事項は「天気」ですよね。

 

屋内用のパンチカーペットを屋外に施工したとき、

雨や雪が降ったらどうなってしまうのでしょうか…!?

 

屋内で使用するニードルパンチカーペットと屋外用のパンチカーペットは

一体何が違うのか、その特徴をご説明いたします!

 

 

「屋内」向けのパンチカーペット

 

最もよく使われるニードルパンチカーペットでご説明いたします。

 

屋内で使われる、いわゆる「通常のパンチカーペット」の

基本的な素材構成は【ポリプロピレン】です。

※エコ商品で再生ポリエステルを含む品番もあり。

 

パンチカーペットは、短い糸を絡ませてフェルト状にしたもので、

その糸がほつれないように裏面に樹脂を付けて固めています。

この樹脂は難燃性を持ち、防炎製品にするための役割も果たしています。

 

フェルトにする前の糸は静電気が発生しやすく

そのままだと加工ができません。

1本1本に油剤を付け、熱で飛ばして乾燥させてから加工をしています。

 

この油剤が、水に濡れると《泡立つ》《白くなる》もとになるのです。

 

雨の日以外は通常の屋内用のパンチカーペットでも問題ありませんが、

耐候性・耐久性の面で《施工期間》には十分ご注意ください。

 

 

「屋外」向けのパンチカーペット

 

屋外で使用する際に選ぶべきポイントは、パンチカーペットの「素材」です。

 

屋外用のパンチカーペット「デュアルニードルパンチカーペット」の

素材構成は【ポリエステル】です。

 

通常のパンチカーペットと同様に

油剤を付け、熱で飛ばして乾燥させる工程は同じです。

 

ポリエステルはポリプロピレンと比べて高温に耐えられるので

より多くの油剤を飛ばすことができるため

水に濡れると《泡立つ》《白くなる》ことが格段に減るのです。

 

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水分によるパンチカーペットへの影響

 

水分によってどんな影響があるのか、実験してみました。

  • CALTEX901(通常のパンチカーペット)

 

  • KDP-23(屋外用パンチカーペット)

の2種に水をかけてみました。

 

まず水の染み込み方が違いますね…!

※2024年2月 事務所内にて実験

 

 

【2品番共通】 色落ちする

濡れたパンチカーペットを触ることは雨の日の施工撤去の時くらいしかないかと思いますが、

触っていると両品番で赤が色落ちし、手がオレンジになりました。

 

滑りやすくなる

 

油剤が多く残っている通常のパンチカーペットは

水に濡れると滑りやすくなることがわかりました。

触ってみると表面がヌルヌル…!

 

屋外用パンチカーペットの上で、同じ強さで手を滑らせてみると…

 

 

屋外用パンチカーペットはヌルつきは少なく、水に濡れても滑りにくかったです!

いざ屋外で使用したときに雨が降ってしまった場合、

安全性を考えると屋外用パンチカーペットが安心ですね!

 

浮いてくる

 

※タイムラプスなのでしばらく変化はありません。

 

全体を濡らしてから放置し、少し乾いてくると

通常のパンチカーペットは端部が若干反って(浮いて)きました。

 

予想していなかった結果だったので、タイムラプスの途中で気付き

通常のパンチカーペット(CALTEX901)の左下にピンク色の付箋を付けました。

(それでもわかりづらいですね…)

 

雨(水分)との相性を考えると、

屋外用のデュアルニードルパンチカーペットの方が安心感がありますね。

 

今回の実験では、よく言われている《泡》は出ませんでしたが、

雨天でのパンチカーペット使用時の問題としてよく聞く話です。

十分にご注意ください!

 

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まとめ

 

屋外で使用するパンチカーペットについて

素材は耐候劣化しやすいポリプロピレンの通常のパンチカーペットよりも

ポリエステルの屋外用パンチカーペットがおすすめです!

 

各種サンプルもご用意しております。

屋外でパンチカーペットを使用する際には

ぜひ「デュアルニードルパンチカーペット」をご利用ください!

 

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